VPNは（Virtual Private Network）の略で、仮想的な（Virtual）な通信を構成し、閉鎖的で第3者がアクセスできないプライベー ト（Private）な空間（Network）を作ることです。主に企業内のデータ通信に用いられるネットワークで、 通信相手との間に仮想的な トンネルを作りデータ通信が出来る様になっています。インターネット上の拠点間を専用線に接続し、不正アクセスを防ぎ、安全な通信 を可能にする技術がVPNです.
VPN接続は、トンネリングと暗号化によって実現しています。トンネリングとはパケットに新しいヘッダを付け加え、 カプセル化（Encapsulation）して通信を行うことです。もうひとつは 「通信パケットを暗号化する機能」で、 トンネリングだけではデータの内容は見えてしまう為、トンネリングされたパケットの盗聴や改ざんなどを防止するために、 パケットを暗号化して伝送するための仕組みが必要になります。
VPNは、インターネットを使うことにより、ISPの利用料金とアクセス回線費用だけで済み、距離に依存しないことによる“コスト削減”と “1対多の接続が容易”であることが最大のメリットとなります。 特に国内での長距離通信や国際通信に専用線を利用している企業などは、インターネットを利用したVPNに置き換えることでコスト削減が可能となる。 VPNは、コストと安全性のことよりリーズナブルなセキュリティソリューションである。